ボディプロフィール撮影のためのPFCバランス計算|体脂肪率別の食事設計
3年前、撮影の3ヶ月前から食事を管理し始めたとき、最初の1週間で詰まった。タンパク質を「体重×2g」と計算すると1日140g。鶏胸肉で換算すると600g以上。それを毎日食べながら炭水化物も確保して、脂質も一定に保つ——数字の上では計算が成立しているのに、何を食べればいいのか全然イメージできなかった。
BECOMEを運営しているSotaです。PFCの話は「計算式はわかるけど、実際どうすればいいかわからない」という声が一番多い。今日はその「わからない」を埋めることに絞って書きます。特に「体脂肪率15%から10%に落としたい」という方に向けた内容ですが、後半で女性の目安もカバーします。
PFCバランスとは何か:ボディプロフィール的な整理
【画像: portfolio-02.webp | キャプション: 絞り込みを経て仕上がった状態。PFCバランスの設計が直接体の見え方に出る】
PFCバランスとは、食事中のタンパク質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)それぞれがカロリーのうち何%を占めるか、という比率のことです。
一般的なダイエットで推奨される比率は「P:F:C = 30:20:50」前後が多いですが、ボディプロフィールの場合は少し違います。「筋肉を維持しながら体脂肪だけを落とす」というテーマが入るので、タンパク質の割合をもう少し高めに保つ必要がある。
体脂肪率16%から9%まで落としたとき、終盤のPFC比率は「P:F:C = 40:20:40」くらいでした。炭水化物を削りすぎると筋肉が落ちやすくなる。脂質を削りすぎるとホルモンバランスが崩れて逆効果になる。「とにかく炭水化物ゼロ」というアプローチをよく見かけますが、ボディプロフィールの仕上がりを目的にするならおすすめしません。
PFCの前に「撮影から逆算して今何をすべきか」の全体像を把握したい方は、ボディプロフィール撮影の全体像と準備の流れを先に読むと整理しやすいです。
体脂肪率別のPFC設計:まず現在地を確認する
PFCを設計する前に、今の体脂肪率を把握してください。ジムのInBodyか、市販の体脂肪計でOKです。誤差はあっても「おおよその現在地」がないと計算ができない。
体脂肪率15〜20%ゾーン(男性)/25〜30%ゾーン(女性)
このゾーンは「減量フェーズ初期」です。体にまだ脂肪のバッファーがある状態なので、カロリーを少し落としながら筋肉を育てることが可能です。
カロリー設定: 総消費カロリーから300〜400kcalのマイナス。週0.4〜0.6kg程度の減量ペースが理想です。それより速いペースになると筋肉喪失のリスクが上がります。
PFC比率: P:F:C = 35:25:40 が出発点として使いやすい。タンパク質は体重1kgあたり1.8〜2.0gを目安に。体重70kgなら1日126〜140g。鶏胸肉100gに約23gのタンパク質が含まれているので、逆算すると食事量のイメージがつきやすいです。
脂質は完全に削らないでください。ナッツ・アボカド・オリーブオイルから良質な脂質を取ることで、満腹感の維持とホルモン合成が安定します。炭水化物は「いつ食べるか」が比率と同じくらい大事で、筋トレ前後(1〜2時間以内)に集中させて夜は少なめにする。このタイミング調整だけで体の反応が変わります。
体脂肪率10〜15%ゾーン(男性)/20〜25%ゾーン(女性)
【画像: portfolio-08.webp | キャプション: 体脂肪率10%台前半まで絞り込んだ状態。このゾーンからは食事の精度が仕上がりに直結する】
撮影のゴールラインに近づいている状態です。仕上げのフェーズなので、食事の精度を上げていきます。
カロリー設定: マイナス200〜300kcalに抑える。このゾーンから先は脂肪を落とすのに時間がかかるので、焦ってカロリーを大きく削ると筋肉から落ちます。週0.3kg前後のペースが現実的です。
PFC比率: P:F:C = 40:20:40 に移行します。タンパク質を体重1kgあたり2.0〜2.4gまで引き上げて、炭水化物を少し絞る。脂質は20%を下限として守ってください——15%以下になるとパフォーマンスが落ちます。
炭水化物の種類も意識し始めます。白米やパンより、オートミール・さつまいも・そばなど血糖値が緩やかに上がる食材を選ぶ。血糖値の急上昇は脂肪合成を促すので、このゾーンからは気にしたほうがいい。
「今の自分のフェーズがどっちか迷う」という方は、LINEから相談してください。撮影日から逆算して、今何を優先すべきか整理します。
撮影3ヶ月前からのマクロ推移:Sotaの実践ルーティン
【画像: portfolio-14.webp | キャプション: 3ヶ月かけてゆっくり絞り込んだ仕上がり。急激な減量では出せない質感がある】
体重70kg・体脂肪率15%からスタートして10%を目指したときのマクロ推移を、具体的に書きます。
3ヶ月前〜2ヶ月前:減らしすぎない
1日の総カロリー: 2,400〜2,500kcal(維持カロリーより200kcal程度のマイナス) P: 150g(600kcal)/ F: 65g(585kcal)/ C: 300g(1,200kcal) 比率: P:F:C ≒ 25:25:50
筋肉を落とさないことが最優先のフェーズです。炭水化物を多めに保って、トレーニング強度も高く維持する。体に「筋肉が必要だ」というシグナルを送り続けることが、この時期の核心です。
2ヶ月前〜1ヶ月前:ゆっくり絞り込む
1日の総カロリー: 2,100〜2,200kcal(維持比-350〜400kcal) P: 155g(620kcal)/ F: 55g(495kcal)/ C: 250g(1,000kcal) 比率: P:F:C ≒ 30:22:48
炭水化物を少し削って、タンパク質を微増。「炭水化物を急に半分にする」のは厳禁で、少しずつ下げていきます。体は急激な変化に「飢餓モード」で対応するので、ゆっくり落とすほうが筋肉を守れる。有酸素運動(ウォーキング40〜50分)を週4〜5回追加するのもこのフェーズからです。
1ヶ月前〜撮影2週間前:数字より見た目を信じる
1日の総カロリー: 1,900〜2,000kcal(維持比-500kcal) P: 160g(640kcal)/ F: 50g(450kcal)/ C: 220g(880kcal) 比率: P:F:C ≒ 33:23:45
毎週「これ以上落とせるか」を確認しながら進みます。体重の落ち方がほぼ止まっていても、体の見た目は変わり続けていることが多い。リコンポジション(脂肪が落ちながら筋肉が微増する)が起きているからです。体重の数字だけ見て焦らないこと。
PFC計算でよくある失敗パターン
【画像: portfolio-20.webp | キャプション: 高タンパク食材を毎日きっちり食べ切った積み重ねが仕上がりに出る】
相談を受けていて、同じ間違いをする方が繰り返し出てくるポイントがいくつかあります。
脂質を削りすぎる。「脂質=太る」という思い込みで1日20g以下まで落とす方がいます。ホルモン(テストステロン・エストロゲン)の合成を妨げて、むしろ体脂肪が落ちにくくなります。良質な脂質は取ってください。
タンパク質をプロテインだけで補う。プロテインパウダーは便利ですが、固形食(肉・魚・卵・豆腐)と組み合わせないと消化・吸収のタイミングにムラが出ます。1日のタンパク質のうち固形食から2/3、プロテインで1/3が自分の使い方です。
数字を測っていない。「だいたいこれくらい食べてる」という感覚管理は最初の1ヶ月は通用しますが、精度が高まりません。MyFitnessPalやあすけんで2〜3週間だけでも記録すると、感覚の誤差がわかる。「ちゃんと食べてる」と思っていてもタンパク質が目標の半分しか取れていない方が多いです。
チートデイを入れすぎる方も多い。絞り込みフェーズ終盤にやると余分な水分や脂肪が蓄積して、撮影当日のコンディションに響くことがある。撮影1ヶ月前以降は慎重に判断してください。
食事管理と並行して進めるべきトレーニングの組み方はボディプロフィール撮影に向けた食事&トレーニングガイドにまとめています。撮影料金やプランの詳細はボディプロフィール撮影の料金と選び方も参考にしてください。
撮影直前の食事調整:PFCとは別の話
【画像: portfolio-26.webp | キャプション: カーボローディングと水分調整を経て当日に仕上がった状態。最後の2週間が写真の張りを決める】
撮影2週間前からは、PFCバランスの設計とは別のアプローチが入ります。カーボローディング(撮影前日に炭水化物を多めに取って筋肉に張りを出す)、減塩・断酒によるむくみの排除、水分調整の3つが柱です。ここはPFCの長期設計とは別の「コンディション調整」の話で、やりすぎると逆効果になるので注意が必要です。
詳しくはボディプロフィール撮影の直前調整ガイドにまとめています。
PFC設計を自分でやるのが難しいと感じたら、BECOMEのメンバーシップ(月¥29,800〜)では撮影準備の食事・トレーニングサポートも含まれています。「計算はわかったけど、どうモニタリングすればいいか」という段階でも話しかけてみてください。
撮影まであと何ヶ月あるか、今の体脂肪率はどのくらいか——それだけ伝えてもらえれば、今やるべきことを整理します。
撮影準備の全体像についてはボディプロフィール撮影の照明と背景の選び方も合わせてどうぞ。公式サイト become-bodyprofile.com からもご覧いただけます。
BECOMEでは撮影のみ ¥55,000〜、メンバーシップは月¥29,800〜です。
Free Consultation
まずは気軽にご相談ください
撮影の相談だけでもOK。あなたに合ったプランや、撮影までの流れをLINEで丁寧にご案内します。
骨格診断付き無料トレーニング体験あり・しつこい勧誘はしません


