ボディプロフィールのレタッチ事情|加工はどこまでOK?修正の境界線
「どこまで加工してもらえますか?」——カウンセリングで一番多く聞かれる質問です。
業界として答えが曖昧なまま放置されているテーマなので、BECOMEの方針をやらないことも含めて正直に書きます。
【画像: portfolio-13.webp | キャプション: カラーグレーディング作業。露出・色温度・コントラストを調整して写真を現像する工程】
「レタッチ」という言葉の中身を整理する
写真の仕上げ作業には、大きく2段階あります。
ひとつはカラー補正・露出調整。撮影データはRAWという未現像の状態なので、明るさ・コントラスト・色温度を調整して完成写真に仕上げる作業が必ず入ります。これはどのプロカメラマンも行う基本工程で、「加工」ではなく「現像」と呼ぶ方が正確。もうひとつが本来の意味でのレタッチ。肌の質感修正・シミやニキビ跡の除去・体型の調整など、写真に映っている被写体そのものを変える作業です。
この2つが混同されているから話がわかりにくくなる。「レタッチなし」と言っているスタジオでも露出や色調整は必ずやっています。「フルレタッチ込み」を謳うスタジオが体型をどこまで変えているかはスタジオごとに千差万別です。
肌補正でやること、やらないこと
【画像: portfolio-16.webp | キャプション: レタッチ前後の肌補正比較。撮影当日のニキビの赤みを落ち着かせた自然な仕上がり】
BECOMEが行う肌補正は、「その日の肌トラブル」を落ち着かせる範囲です。
撮影当日に急に出たニキビ、ストレスで出た赤み——「本来のあなたの肌ではないもの」は修正します。普段から治っている傷跡・古傷なども、ご要望があれば目立たなくします。
一方で、毛穴を完全に消す・肌全体をつるつるにする——これはやりません。
「陶器のような肌」に加工した写真は、実際の見た目とまったく違う写真になる。それはあなたの記録ではないし、あなたの魅力でもない。照明と構図で美しく見せることはカメラマンの仕事ですが、テクスチャーを消すのは別の話です。ボディプロフィール撮影の基本についてはボディプロフィールとは?完全ガイドも合わせて参照してほしい。
タトゥーや傷跡については、残す・消すをご本人が選べます。「トレーニング中にできた傷跡は残したい、でもこの古い傷は……」という個別の要望にも対応しています。
体型修正はやりません、その理由
【画像: portfolio-17.webp | キャプション: ポーズと照明だけで体型を有利に見せた撮影の例。加工なしで腹筋ラインと広背筋の陰影が際立つバックショット】
ウエストを細くする・肩幅を広く見せる・脚を伸ばす——これはBECOMEではやりません。
理由は単純で、加工した体はあなたの体じゃないからです。
写真を誰かに見せたとき、インスタに投稿したとき、パートナーに渡したとき——「実際の自分と全然違う」という感覚が残る写真は、長い目で見て自分の価値を下げます。「いや加工だよ」と自分で言わなきゃいけない写真は、記念写真として何かが欠けている。
ただし、体型を有利に見せるポーズの指示とライティングの工夫は全力でやります。これはレタッチではなく撮影技術の話。「加工なし」と「魅せない」はまったく別物です。ポーズひとつ、光の向きひとつで、同じ体が全然違って見える。それをプロとして使い切ります。
ポーズガイドの記事では、撮影技術だけで体のラインをどこまで変えられるかも書いています。
背景処理の話
背景については、かなり柔軟に対応しています。
シームレス紙の継ぎ目やシワ、照明機材の影、フローリングの傷や汚れ——スタジオ設備に由来するものは標準で修正します。これは被写体ではなく環境の問題なので。屋外やロケ地で撮影する場合は、不要な人物や看板、ゴミを消す作業も行います。
「バックグラウンド交換(背景合成)」はコンセプトによりけりです。「あの雰囲気で撮りたい」という要望があれば、最初からその場所で撮ることを基本にしています。
「修正してほしい」という気持ちの奥にあるもの
【画像: portfolio-18.webp | キャプション: 撮影後のセレクト作業。モニターに候補写真を並べて最終カットを選ぶ工程】
カウンセリングで「脚をもっと細くしてもらえますか」と聞かれたとき、そのままYESと言うのは簡単です。でも少し話を聞くと、「撮影に向けて3ヶ月頑張ったけど、思ったより細くならなかった」という文脈が出てくることが多い。
その方に必要なのは、脚を細く加工した写真じゃないんです。3ヶ月の努力が見える写真であり、今の体を自分が受け入れられるような体験です。
BECOMEが体づくりから一緒にやる理由はここにあります。撮影の3ヶ月前から関わり、食事・トレーニング・コンディショニングを一緒に組み立てる。目指すのは「加工で誤魔化さなくていい体」を実際に作ること。フォトショップのスライダーじゃなく、トレーニングと時間で体を変える。どのくらいの準備期間が必要かは体脂肪率別ダイエット期間の目安を参考にしてほしい。
撮影前の準備について気になることがある方は、ここから相談できます。
BECOMEのレタッチフローを具体的に
【画像: portfolio-19.webp | キャプション: 最終レタッチ後の納品データ。仕上がり確認とリテイク対応のフロー】
撮影から7〜10日以内にカラーグレーディングと露出調整を終えた「セレクト候補」データが揃います。当日の流れ全体は撮影当日の完全タイムラインに書いているので、撮影前に目を通しておくといい。
その中からお客様にセレクトしてもらい、選ばれたカット(通常10〜15枚)に本格的なレタッチを実施。納品までトータル2〜4週間が標準です。
レタッチ作業は専任のレタッチャーが担当しますが、最終確認は僕(Sota)が行っています。「この修正はやりすぎ」と感じたものはやり直しをかけます。仕上げの品質にブレを出さないためです。
修正内容についてご要望がある場合は、セレクト時に申し伝えください。「この傷跡は残してほしい」「ここの影が気になる」など細かい指定が入るほど、意図に沿った仕上がりになります。納品後の修正依頼は、明らかな作業ミスは無償対応、好みの変化については個別相談という形をとっています。
他スタジオの「フルレタッチ込み」との違い
「フルレタッチ込み」を売りにしているスタジオは多くありますが、これが何を意味するかはスタジオによってかなり違います。
基本的な肌補正と色調整だけを指すスタジオもあれば、体型修正まで含む場合もある。ウエストを5cm細く修正した写真が「フルレタッチ込み」の結果として届いても、それを嬉しいと感じるかどうかは人によります。写真を長く使い倒すためにも、写真の活用法の記事も参考にしてください。
どんな場面で使っても「これが私の体です」と言える写真を撮ること——それがBECOMEのスタンダードです。
加工に頼らなくていい体を作るところから一緒にやる。それがBECOMEを始めた理由です。撮影前の体づくり相談から、当日の撮影・レタッチ・納品まで、全部まとめて相談できます。
撮影のみ ¥55,000〜 / メンバーシッププラン 月¥29,800〜
「3ヶ月後、加工じゃない——これが俺の体だ」と言える写真を撮りに来てください。
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