タトゥー・傷跡があってもボディプロフィールは撮れる|3段階の対策ガイド
「タトゥーがあるんですけど、撮影できますか?」
LINEでの相談でこの質問を受けることが定期的にある。結論から言うと、撮影できる。対応方法もいくつかある。
僕はBECOMEのSota。タトゥーや傷跡のある方の撮影経験も多い。この記事では「消したい場合」「活かしたい場合」「どちらか迷っている場合」それぞれの対策を、カバーメイク・ライティング・レタッチの3段階で整理した。
最初に伝えておきたいのは、タトゥーや傷跡があることは撮影において何の問題でもないということ。体にはそれぞれの歴史がある。それをどう写真に表現するかは、あなたとカメラマンが一緒に決めること。正解は一つじゃない。
【画像: portfolio-09.webp | キャプション: 体の個性を活かす撮影もあれば、目立たなくする撮影もある。選ぶのは本人だ】
3つの選択肢を理解する
タトゥーや傷跡への対応は、大きく3つに分かれる。
- 見せる(活かす): タトゥーをアート要素として撮影に取り入れる
- 隠す(目立たなくする): カバーメイク+ライティング+レタッチで対応
- 部分的に見せる: 一部のカットでは見せて、別のカットでは隠す
どれを選ぶかは完全に本人の自由だ。スタジオ側が「こうすべき」と押し付けるものではない。
BECOMEでは事前カウンセリングで希望を聞いて、最適な方法を一緒に決める。「決めかねている」場合は、撮影当日に両パターン撮って、データを見てから選ぶこともできる。
対策①:カバーメイク
タトゥーや傷跡を目立たなくする最初のステップがカバーメイクだ。
カバーメイクの仕組み
通常のファンデーションよりもカバー力の高い専用コスメを使う。
- コンシーラー: 色素の濃い部分を重点的にカバー
- カバーファンデーション: 広い範囲をなじませる
- セッティングパウダー: 汗や動きでメイクが崩れるのを防ぐ
【画像: portfolio-20.webp | キャプション: プロのカバーメイクは肌に自然になじむ。写真では存在がわからないレベルまで対応可能】
カバーできる範囲
- 小さなタトゥー(名刺サイズ以下): ほぼ完全にカバー可能
- 中程度のタトゥー(手のひらサイズ): 大部分をカバーできる。至近距離では薄く見えることもある
- 大きなタトゥー(背中全面など): 完全なカバーは難しいが、大幅に目立たなくできる
- 傷跡(手術跡など): 赤みや色素沈着の度合いによるが、多くの場合効果的
カバーメイクの注意点
- 撮影当日だけでなく、事前にテストすることを推奨する
- 汗をかきやすい部位(脇、背中など)は崩れやすいので、スプレーで固定する
- カバーメイク対応のヘアメイクさんがいるか、事前にスタジオに確認する
BECOMEでは専属のヘアメイクがカバーメイクに対応している。事前に相談してもらえれば、当日スムーズに進められる。
対策②:ライティング(照明の工夫)
カバーメイクと組み合わせて、照明の角度と強さで目立ちにくくする方法。
ライティングでできること
光の当て方で肌の見え方は大きく変わる。タトゥーや傷跡への対応で使うテクニックは主に3つ。
フラットライティング。正面から均一に光を当てる。陰影が出にくいため、色素の差が目立ちにくくなる。筋肉の陰影も出にくくなるというトレードオフはあるが、部分的に使う分には有効。
ハイキー。全体的に明るく撮影する手法。肌の色味の差を光で飛ばす。女性のソフトな雰囲気の撮影と相性が良い。
角度の調整。タトゥーや傷跡がある部位に直接光を当てず、影になるように体の向きと光源の位置を調整する。
【画像: portfolio-31.webp | キャプション: 光の角度一つで体の見え方は劇的に変わる。照明は撮影の最大の武器だ】
照明について詳しく知りたい方は照明ガイドを参考にしてほしい。
ポーズとの組み合わせ
ライティングだけでなく、ポーズでも対応できる。
- 腕のタトゥー → 体の後ろに腕を回すポーズ
- 背中の傷跡 → 正面や横向きのカットを多めに
- 脚のタトゥー → 布やタオルを自然にかけるスタイリング
「隠す」のではなく「見せない角度を選ぶ」という発想。写真は三次元の体を二次元に切り取る作業だから、写らない角度は無限にある。
ポーズのバリエーションはポーズガイドにまとめてある。
ここまでの2つの対策だけで、多くのケースに対応できる。撮影前のカウンセリングで希望を伝えてもらえれば、最適な組み合わせを提案する。
対策③:レタッチ(後加工)
撮影後のデータ加工で、タトゥーや傷跡を除去・軽減する方法。
レタッチでできること
デジタル加工の技術は年々進化していて、写真上でのタトゥー除去はかなり精度が高くなっている。
- 完全除去: タトゥーや傷跡を肌の色で塗りつぶし、周囲の肌のテクスチャに合わせて自然に仕上げる
- 軽減: 色素を薄くして目立たなくする。完全に消さず、うっすらと残す
- 選択的処理: 特定のカットだけ除去して、他のカットでは残す
レタッチの限界
万能ではないことも正直に伝えておく。
- 大面積のタトゥー(背中全面、胸全面など)の完全除去は、周囲の肌との質感差が出ることがある
- 凹凸のある傷跡は、色は消せても影が残る場合がある
- レタッチに時間がかかるため、追加料金が発生するスタジオもある
【画像: portfolio-42.webp | キャプション: レタッチの技術は年々向上している。撮影後に調整できる範囲は広い】
BECOMEのレタッチは基本料金に含まれている。タトゥーや傷跡の処理も追加料金なし。範囲が広い場合は納品までの期間が少し長くなることはあるが、料金は変わらない。
タトゥーを「活かす」撮影
ここまで「目立たなくする」方向の話をしてきたが、「タトゥーを活かした撮影」も選択肢として紹介したい。
タトゥーは体のアート。ボディプロフィールという「体をアートとして撮る」撮影と、相性が良い場合がある。
タトゥーを活かすポイント
- タトゥーにフォーカスしたクローズアップカットを入れる
- 筋肉の陰影とタトゥーのラインが重なる角度を狙う
- モノクロ撮影でタトゥーの存在感を際立たせる
モノクロ撮影についてはモノクロガイドも参考になる。
【画像: portfolio-53.webp | キャプション: 体の個性を写真に刻む。ボディプロフィールは「今の自分」を丸ごと記録するもの】
「消したい」と「見せたい」が混在していても全然構わない。両方のパターンを撮影して、データが届いてからどちらを使うか決めればいい。
傷跡がある方へ
手術の跡、事故の跡、帝王切開の跡——さまざまな理由で体に傷跡を持っている方がいる。
傷跡を気にして撮影をためらう声を聞くことがあるが、傷跡は体が経験した証だ。消すことも残すこともできる。どちらを選んでも尊重する。
帝王切開の跡があるお母さんの撮影では「この跡ごと撮ってほしい」と言われることも多い。子どもを産んだ証として、誇りを持って写真に残す。
出産に関連する撮影はマタニティガイドも参考になる。
よくある質問(タトゥー・傷跡に関するQ&A)
Q. タトゥーがあることを事前に伝えなくてもいい?
A. 必ず事前に伝えてほしい。当日にカバーメイクの準備がないと対応できないケースがある。LINEで「タトゥーがあります。場所は〇〇で、サイズは〇〇くらいです」と伝えてもらえれば、当日の準備が完璧にできる。写真を送ってもらえるとさらにスムーズだ。
Q. カバーメイクで肌荒れしない?
A. カバー力の高いファンデーションを使うので、敏感肌の方は注意が必要。BECOMEでは事前のパッチテストを推奨している。撮影1週間前に目立たない部位でテストして、かぶれや赤みが出ないか確認する。もし肌が弱い場合は、ライティングとレタッチを中心に対応する方法もある。
Q. タトゥー除去を検討中だけど、撮影はいつがいい?
A. 除去を始める前に撮影することをおすすめする。レーザー治療中は肌が赤くなったり色素沈着が起きたりするため、撮影のコンディションとしては良くない。除去前の最後の記録として撮影する方もいる。除去後に再び撮影して、ビフォーアフターを残すのも一つの方法だ。ビフォーアフターの撮り方はビフォーアフターガイドにまとめてある。
Q. 帝王切開の傷跡はどのくらい消せる?
A. 帝王切開の傷跡は、多くの場合カバーメイク+レタッチでかなり目立たなくできる。傷跡の状態(赤み、盛り上がり、幅)によって対応方法は変わるが、完全に消せるケースが多い。ただし、前述の通り「消さずに残す」選択をされるお母さんも少なくない。どちらの選択も尊重する。
Q. 日焼け跡がくっきり残っているけど大丈夫?
A. 大丈夫。日焼け跡もカバーメイクで対応できるし、ライティングで目立たなくすることもできる。ただし、日焼けの境目がくっきりしている場合はレタッチで均一にするのが最も自然な仕上がりになる。撮影の2〜3週間前から日焼けを避けて、既存の日焼け跡を薄くしておくとベストだ。
【画像: ayaka-005.webp | キャプション: どんな体の状態でも、撮り方次第で最高の一枚は撮れる。まずは相談してほしい】
カウンセリングで伝えてほしいこと
撮影前のカウンセリングで以下を伝えてもらえると、当日の準備がスムーズになる。
- タトゥーや傷跡の場所とおおよそのサイズ
- 「消したい」「活かしたい」「両方撮りたい」の希望
- カバーメイクのアレルギーの有無
- 過去に撮影で不快な経験がなかったか
【画像: shiori-002.webp | キャプション: カウンセリングで希望を共有することが、満足のいく撮影の第一歩になる】
写真は見せたい人にだけ見せるものだ。SNSに載せる必要もないし、誰かに見せる義務もない。自分のために撮る写真を、自分が納得できる形で仕上げる——それがボディプロフィールの本質だと思う。
写真の公開に関する不安はSNS公開・プライバシーガイドも参照してほしい。撮影の全体像はボディプロフィール完全ガイドにまとめてある。初めての方は準備ガイドで当日までの流れを確認しておくと安心だ。
よくある質問
撮影当日に必要な持ち物は?
着替え、タオル、水分補給用のドリンク、スキンケア用品が基本。チューブバンドを持っていくとパンプアップにも使える。BECOMEでは更衣室にアメニティを完備しているので、手ぶらでも大丈夫だ。
撮影時間はどのくらい?
BECOMEの標準プランは約90分。ヘアメイク30分、撮影60分が目安。カット数は100〜150枚ほど。その中から仕上がりの良いものを30〜50枚セレクトして納品する。
撮影前に何か食べてもいい?
撮影の2〜3時間前に軽い食事を。おにぎりやバナナなど消化の良いものがベスト。直前にたくさん食べると腹部が膨らんで腹筋のラインが出にくくなる。
メイクは自分でやっていくべき?
ノーメイクで来てもらうのがベスト。BECOMEではパリコレ経験のあるメイクアーティストが撮影用のメイクを施す。普段のメイクと撮影用メイクは照明への反応が全く違う。
雨の日でも撮影できる?
スタジオ撮影なので天候は関係ない。むしろ雨の日は予約が空きやすいので、ゆったり撮影できることが多い。
撮影を成功させるための3つの心得
1. 事前にイメージを固めておく
Instagramや撮影スタジオのポートフォリオを見て、「こういう写真を撮りたい」というイメージを3〜5枚ピックアップしておくこと。漠然と「かっこよく」では、カメラマンも困る。具体的な参考写真があると、ライティングもポーズもスムーズに決まる。
BECOMEでは事前カウンセリングの段階で、お客さんの好みの写真を共有してもらっている。それをもとに照明プラン、衣装の提案、ポージングの方向性を決めていく。この準備があるかないかで、当日の効率が全然違う。
2. 体のコンディションを整える
撮影の1週間前から、睡眠と水分摂取を意識する。むくみは大敵だ。前日に塩分の高い食事を摂ると、翌朝の顔がパンパンになることがある。アルコールも前日は控えた方がいい。
肌の調子も写真に出る。保湿を怠らず、ボディクリームで肌のツヤを出しておく。特に撮影当日は、撮影1時間前にオイルを薄く塗ると照明の反射が美しくなる。
3. リラックスして楽しむ
緊張は体に出る。肩が上がる、表情が硬くなる、ポーズがぎこちなくなる。撮影は「試験」じゃない。自分の体づくりの成果を記録する、楽しい時間だ。
BECOMEでは撮影中にBGMをかけて、リラックスした雰囲気を作るようにしている。お客さんが好きな音楽をリクエストしてくれることも多い。好きな音楽が流れていると、自然と体が動くし、表情も柔らかくなる。
撮影のみ ¥55,000〜 / メンバーシッププラン 月¥29,800〜
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